nanoCAGE
nanoCAGEは、CAGE-seqを改良し、微量サンプルからのライブラリー作製を可能にした遺伝子発現解析法です。 nanoCAGEの際立った特徴は、CAGE-seqと同様に、転写物のプロモーターを正確にとらえて、これにもとづく発現プロファイルを取得できることです。
nanoCAGEは解析のターゲットとなるRNA量が微量であっても遺伝子発現解析ができるため、神経系の細胞の解析や、がん細胞の解析にも適用できます。
nanoCAGEの主なアプリケーション
- 少量サンプルのゲノムワイドな遺伝子発現解析
- プロモーター部位の予測
- 半定量的mRNA/ncRNA発現プロファイル
nanoCAGEの特徴
少量サンプルに対応
必要なtotal RNAはナノグラム単位。
ユニークなデータ
転写開始点を実験的に同定、プロモーター活性の数値化が可能。
広い応用範囲
原核生物でもトランスクリプトーム解析が可能。
広いダイナミックレンジ
まれな転写物の検出も可能。
関連情報:
CAGE-seqとnanoCAGEの比較
| 方法 | 利点 | 欠点 |
| CAGE-seq | PCRによるバイアスのない正確な発現解析が可能。 | 解析に必要なtotal RNA:3 μg以上 |
|---|---|---|
| nanoCAGE | 解析に必要なtotal RNA:100ng以上。 |
ライブラリー作製の行程でPCRのステップが含まれる。 |
